台湾金曲獎の台所事情
第19回金曲獎(ゴールデン・ミュージック・アワード)の授賞式が今晩盛大に開催された。しかし華やかなステージとは裏腹に、出演歌手に報酬が払えないという苦しい台所事情があった。毎年莫大な費用のかかる金曲獎は、毎回経費が不足しており、ほとんどの歌手が無報酬で歌っている。プロデューサーの侯文燕によると、予算は限られており、海外からの交通費を補助しているだけ。受賞式ではプレゼンテーターのみ報酬を渡しているが、それでも3000台湾ドル(約1万円)だけだという。
今年の授賞式では、阿妹(アーメイ)が原住民歌手として4曲を歌うが全て無報酬。羅大佑(ルオ・ダーヨウ)、李宗盛(ジョナサン・リー)、周華健(エミール・チョウ)ら3人の大御所にしても、この日のために海外から帰台するがほとんどが自費だった。侯文燕は「みなさんには国内歌謡界のイベントに尽力いただき、本当に感謝しています。もしこれらの天王級のスターに通常の報酬を払えば、このように一緒に集うことは出来ませんでした」とコメントした。
昨年の金曲獎にしても同様で、蔡依林(ジョリン・ツァイ)の所属レーベルは、編曲、バックダンサー、衣装、メイクなど全ての費用を自ら負担した。侯文燕は「アーティストにとって金曲獎のステージに立てるのは名誉なことです。トップアーティストだけがステージに立てますから」と説明した。